安住友紀子公式サイト

2018.10.12 | カテゴリ:ブログ

OK, I Have This.

サイモントン療法協会公式メルマガに、
若干の加筆訂正をして転載しています)

 

 

おはようございます。
認定セラピストの安住友紀子です。

 

毎度の質問ですね、いきますよー。
今日の心の空模様はいかがですか?

 

(はい、どうぞ!):

 

 

晴れ、くもり、雨、雪?
嵐だったり、凪だったり?
濃い霧のなかです~、なんて表現も
あるかもしれません。

 

決まりがあるわけではないですから
自由に表現してみてください。

 

(はい、もう一度どうぞ!):

 

 

そうですかー。

 

もしかしておんなじ天気がずーっと、
続いていたりしませんか?
あるいは、目まぐるしい乱高下。
触れ幅の大きい、極端な変化。

 

そこに感情や思いがくっついていたら
あわせて観察してみましょう。

 

(・・・):

 

 

え?あれ?気がつきました?
心の空模様=気持ち、だってこと。
そーなんです。
ま、そのままなんですけどね!

 

ここでポイントになっているのは、
観察して表現するということ。
客観的に見ることになります。
これはグルグルと巻く渦から一歩、
離れた視点に立つチャンスなのです。

 

心の空模様は日々様々に変化するもので、
晴れでも雨でも優劣はないのですが、
たとえばずーっと続くというときは、
ちょっと待った、点検のサイン。

 

心やからだ、生活に、
なんらかの支障が起きていたり、
無理がかかっていたりは
しないだろうか?

 

あるいは、空模様の変化が激しすぎて
消耗していやしないだろうか?

 

そして、一歩離れて、なるほど見えた。
この天候から抜け出したいけど、
時間やお金や人・・・
足りないから抜け出せない。
と思っていらっしゃるとしたら。

 

それは本当でしょうか?
決め付けてしまうのは早合点かも
知れません。

 

ちょっとしたコツと心がけで
自分の心の空模様は
選択することができるんです。

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

みなさんはアファーメーションって
聞いたことがありますか?

 

サイモントン療法にも
『アファーメーションブック』という
小さな宝物の書籍があります。

 

え?持っていらっしゃる?
そんなあなたはサイモントンファン。

 

毎日、カレンダー代わりに使ってる?
そんなあなたはサイモントニアン。

 

まだ持っていない?
この機会にぜひお手元に(笑)
お問い合わせは協会までどうぞ。

 

アファーメーションとは肯定的主張
とか、断言とか宣誓、とかとかと、
英和辞書にあります。

 

○○○○の法則、などで知っている
という方もおられるかも知れません。

 

この場合は「こうなれば良いな・・」
という願望を「~なっている。」と
断定して唱え、現実に反映させる。
サイモントン療法で学んだ方には、
ポジティブシンキング寄りかな・・
と映るのではないでしょうか。

 

サイモントンのアファーメーションは
『ヘルシー』シンキングです。
ブックには、健全信念に基づいた
地に足の着いた言葉が並びます。

 

病気のあるなしに関わらず
生き方の指針となる文言集は
確かにおすすめですよ。
しかし、
今日みなさんにお伝えするのは
この書籍からの言葉ではありません。

 

(ええー!)
(ここまで、まさかの宣伝?!)

 

私が耳にし、
自分でも唱えてみて、
めっちゃ機能した、
超簡単なワード!
それは、

 

「OK, I Have This.」

 

シンプルでしょう~?

 

「いいでしょう、
私にあるのはこれです。」

 

訳せばこんな感じでしょうか。
実際の場面では
「OK, We Have This.」
という言葉でした。

 

ある国際会議の会場で、
備え付けの音響機材の不調により
期待される音質が得られず、
調整を試みるも改善できず、
これは耳障りだな、、、と
会場内の不満が高まりそうなその時。
会議のキーパーソンが、穏やかに
そう発言したのです。

 

「十分ではないけれど、
私たちに今あるのはこれです。
必要なことはできているのだから
これでよしとしましょう。」

 

一瞬で会場の雰囲気が、
機材の不調を受容する方向に
変化するのを見たのでした。

 

どうかすると
機材の不備を指摘し、
責任を追求し、謝罪を聞き、
交換対応で会議を遅らせ、
全員が不満をいだいて進む。
そんな残念なシナリオも描けました。
ありがちな展開ではないでしょうか。

 

もしこの二択ならば、全体にとって
どちらが望ましかったか。
明白でした。
もちろん、不備は不備ですので
改善を求めることは後で行われました。

 

その場で追求しても仕方のないことや
後の対応でよいことは手放し、
場の雰囲気や集中を保つこと、
会議を進行することを選択した、
見事なリーダーシップでした。

 

何より、
今ここにあるもの、
今自分が持っているものを
不備・不調も含めて
全肯定する姿勢。

 

このあり方には、学び、
救われることが多いと思います。

 

からだの不調や
心の不調、
完全になれない私
傷のある私
できない私

 

残念なところのある
相手…

 

「OK, I Have This.」

 

ありのままをみる、とは
この言葉に表されるとおり、
現実に抵抗しないこと。

 

自己肯定感を育むとか
相手を受け入れるとか
どうすればいいの?
と思ったら、
まずはここに立ってみることを
おすすめします。

 

「こうであればいいのに」
「こうあってほしいのに」と、
自分の理想や他の誰かとの
比較、批評は一切ストップ。
「OK、今こうなんだ。」
ただ、そうであることだけを
受け止めます。

 

この愛ある姿勢から
スタートすることで、
じゃあ、次に何をする?
何をすべきか、次の行動の
最善や道筋も見えてきます。

 

仕事でミスがあったときに、
いつまでも雰囲気悪く叱り続けたり
いつまでも自分はダメだと思う。
そんなグルグルの中にいたら、
苦しいばかりですね。

 

得たいものが得られなくても、
気持ちを穏やかに保つことが可能です。

 

気持ちを穏やかに保ちながら、
得たいものに近づくことが可能です。

 

そのためにこの言葉を、あなたの
アファーメーションにしてみませんか。

 

「OK, I Have This.」

 

「いいでしょう、
私に今あるのはこれです。」

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

最近とても楽しいヨガクラスを見つけ
ちょくちょく通っています。

 

私は体育会系で育った習慣の力で、
運動というと、鍛えるベクトルを
グイグイ強化するのが習いでした。

 

ところがこのヨガクラスでは
自分を追い込むことなしに、
からだを動かすことの深い喜びを
シンプルに感じられるのです。

 

私が「で、できねえ~・・・」と
できる気が全くしない姿勢や動きを
見事にやってのける方がいます。

 

一方、私が簡単だと思う動きでも
他の方には難しいこともあるらしい。

 

(私にできるものは簡単なレベルだ)
という卑屈な納得方法は、
これまた事実ではありません。

 

「いいでしょう~、Good!
今の私のからだはこれですよ。」

 

それぞれが持つからだは違う。
人間のからだとはこんなに多様で、
得意と不得意があり、変化し得る。
変化の仕方もまた違う。

 

その前提に立つから、心から
お互いの変化を喜びあい、
励ましあうことができます。

 

だから、できても幸せ、
できなくても幸せ。
そういうわけで、自然と
モチベーションが持続しています。

 

なにかにつまづいた、と思ったら、
とにかくこれをつぶやいてみる。

 

「OK, I Have This.」

 

それだけで、気分がふっと
変わるのがわかりますよ。

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

ブログやメルマガシリーズで、私が
主にお伝えしたいと心がけているのは、

 

・日常の感情的な波にどのように備えるか。
・波が起こったらどう対処するか。

 

という視点で役立つTipsです。

 

サイモントンプログラムで学ぶ、
姿勢や対処法がベースにあって、
生活の中にどのようにそれを活かし
組み込んでいくか。

 

より身近な実例を取り上げて
「お、使えそう」
「こないだ言ってたこと、気になる」
と思っていただけるように。

 

サイモントンを知らない方には
わかりやすく。
サイモントンを学んだ方には
より深まりやすく。

 

あれ!?
結構レベル高い目標だったかも!

 

 

☆ ☆ ☆

 

 

サイモントン療法のセラピストが輪番
でお届けするサイモントンメルマガ。
執筆人には多様な専門分野の、
優秀な人材が揃っていますよね~
(手前味噌はこの際おいときます)。

 

私自身、他の方の記事を毎回興味深く
面白いなあと読んでいるのですが、
ここのところずっと
気になっていることがあるんです。

 

読者のみなさまは、メルマガを
一体どんな風に読んでおられるのか?
ということです。

 

記事にあったことを試してみたとか、
体験談をお持ちでしょうか~?

 

みなさまからお話を募りたい。
ぜひ聞かせていただきたい~。

 

そういう企画を持った際には、
ご協力いただけますでしょうか?
ああドキドキ。

 

お読みくださり有難うございます。
それでは、今日もよい一日を♪

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