安住友紀子公式サイト

2023.1.7 | カテゴリ:ブログ

あの恐怖心をつかまえてみた

こんにちは、仙台のサイモントン療法認定セラピスト、安住友紀子です。
心のお天気には『喜怒哀楽』様々なものがありますが
今日は不安・恐れ・恐怖心について取りあげてみましょう。

私たちが抱く恐れの対象には、
さまざまなものがあります。
中には生命を守るために
必要な恐れというのもあります。
むやみに危うきに近寄らず、のためですね。

けれども、、、
自分の健康にも
自分の目標達成にも
自分の問題や悩みを解決するのにも
ほとんど役に立たない恐怖、というのがあるんです。

それは、歯・医・者・さん!
に行くことへの恐怖心ではないでしょうか?

歯は痛い、でもでも、治療に行くのがイヤ!
行ってキュイーーーーーンを
聞くのがコワい・・・
そう思ったことのある方は
どの位いらっしゃるでしょうか?

私は断然、行きたくない派でした。
思い返せば小学生時代、
虫歯の治療中のこと。
自分の治療も痛くて嫌だったのですが、
どういうわけか隣の治療台から
何かをハンマーで叩くような音が(@@;)
地獄の鬼も逃げ出す所業とはこのことか!
コッ・・・コワすぎる!

それ以降、歯科医院に通うことが
とても苦痛になり、
治療も飛び飛びになってしまいました。

大学生の時、必要に駆られて、
あまり削らない治療法を採用する歯科医に巡り合い、
その時は通いとおすことができましたが、
恐い思いは変わらないままでした。

転機が訪れたのは
サイモントン療法を学んでいる最中の、
ある春のこと。

睡眠時間が足りないな~とわかりつつ
作業優先で夜更かしを続けてしまったときです。
顔が変形するほどに頬が腫れ上がりました。
以前にがんばって治療した、あの歯のところでした。

「またか・・・」
そんな風に思いながら、この腫れと痛みにも
病気のメッセージをみつけられるのだろうか、
サイモントン的にアプローチをしてみたら
一体どんな意味がみつかるというんだろう。
ズキズキの中で、探求を試みました。

ただそのとき、真っ先に思っていたことは、
「このまま腫れが引いて、
なかったことにして欲しい」
というものでした。

なかったことにして欲しい
夢であったらいいのに・・・
困難に直面したとき
こうした否認の心理が働きます。

でも、現実は
なかったことにはならず、
歯茎は熱を持ち、
ズキズキ痛みを発したままでした。

さらに何を思っているか
手帳に書きながら丁寧に拾っていくと、
こんな思いがありました。

  • 口を開けるのが苦しくて辛い。
  • 歯科医にがっかりされる。
  • 治療はひどく痛く、もっと腫れる。
  • 前の治療は無駄だった。
  • どうせまたこうなる。
  • 私の歯は親譲りで弱い。
  • 私にできることは何もない。

これらの思いを並べ立て、
治療に行く、という選択肢に
顔を背けていたのです。

(つづきます)

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